挨拶

  前略ごめんください

  小生は、農学部(生化学専攻)出身で、約 40 年間・大阪府立の医療系学校に勤務していました。 主に『生化学・食品学の講義と実験』を担当していました。また、非常勤講師として他校で『代謝栄養学』なども講義しました。自身の専門である生化学と仏法の関係を小生なりに勉強して来ました。
  仏法は、『宇宙の真理・自然の法則に南無(帰命)せよ』と説くものだと思います。例えば、四苦(生・老・病・死)は自然の法則ですが、これを受け入れられないから煩悩1)(= ストレス)が生じるのでしょう。『心身症』と言われるように、現代社会において、生活習慣病の主な原因はストレスと言われています2)。仏法は、思い通りにならない世の中で心の平穏を得るという考え方から『仏法 = ストレス(煩悩)解消の教え』だと、小生は思います。
  また曽我量深先生の教え3)から、人の体が活動することは、(無意識に働く)自律神経の作用により五臓六腑が機能することであり、如来のおかげだと思われます。 以上のことから小生は、仏法は心身の働きと密接であり、仏法の考え方から『健康づくりと病気予防』を行うことをひとつのテーマとしています。公開する掲示板と健康づくりの内容を通して、皆様の御指導・御教授をいただければ幸甚です。

1)心を煩わせるもの、悩ますもの、そして汚すもの。
2) 生活習慣病(昔は成人病といった)の原因の約 80 % はストレス、約 10 % は老化現象、約 10 % は体質遺伝と言われています。
3) 真宗の学者である、曽我量深先生が『如来は我なり。如来は我となりて我を救い給う』と言われました。『今、いのちが貴方を生きている』と同じ意味です。

合掌
農学博士 能岡 淨

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